映画感想。

自分の試験に向かうパワーをもらうためにＴＳＵＴＡＹＡでレンタルしまくった５作品。
この前から借りたかった映画のレンタルＤＶＤ…
『アフタースクール』『グーグーでも猫である』『魍魎のハコ』『山のあなた徳市の恋』『百万円と苦虫女』の感想を書きますネ。一応軽くネタバレにならない程度にはしてありますが、やっぱり気になる人は見ないでね！！

それでもＯＫな方は続きからどうぞ（＊＾－＾＊）
『アフタースクール』
ずっとすっごく気になってた中身。思ってた通り、まんまと騙されました笑。これはハマるわ…（＊＾－＾＊）
最近見ている中では珍しい作品に完璧に置いてかれる感覚。子供の時に洋画を見てわけがわからなくなるみたいな。その感覚を呼び戻されました。何か懐かしくて、逆にぐいぐいひきつけられる。
木村＠雅人さんの白シャツ姿に爆笑！！うどん屋での「お疲れさまでした！」とか「僕かっこ良くなかったですか？」と警察のお姉さんに話しかけたりツボでした。あと、その時の片手を肩に添えてる姿にキュンとしてしまった笑。エレベーターのネタも可愛かった～（＊＾－＾＊）
洋ちゃん＠先生が謎を帯びる瞬間にぞくっとする。彼の頭の中が後々わかると凄くすっきり！！
一度見ただけでは、気づかないラストの仕掛けにもう一回驚愕する。二度見てまた発見がある映画なんですよね。木村はとにかく切ない…佐々蔵さんはずーっと黒い。でも律儀。騙してる彼が一番騙されてるのが見ててたまりません。。。何度も見たくなりました。

『グーグーでも猫である』
猫好きには、たまらない作品。何も考えずぼや～っと見たい時にオススメです。猫たちのサバやグーグーの名前の意味に愛を感じてしまう。恋愛があっても思わず仕事を取っちゃう女性の話。夢を追うこと、恋をすること。すこし曲がり始めた自分の人生に、そして自分自身に納得して歩き始めようとするまでの物語。主人公の彼女が看護士さんに言う一言がとっても印象的で残ってる。上野樹里ちゃんの役のエピソードが好き…漫画を読んで泣くくらい感動することって誰にも一回はあると思う。あこがれる目線に共感しました。あとあの彼氏もね…やっぱり芸術の方が勝っちゃうんだよな～彼よりも。そんな複雑な気持ちも含め、観てました。そして最高のスパイス森三中のキャラクター笑。不思議に似合う吉祥寺。。。実はやっぱりキーマンだったマーティ笑。最後あんな使い方されるとは。。。４０代女性の生き方が表れていると思う。

『魍魎のはこ』
言わずとも知れた京極堂シリーズ。最初観るのが正直怖かったのですが、勇気を出して借りてみてよかった。
かなり面白いです！！前作「姑獲鳥の夏」では夏公開ということもあってか、それはそれは恐ろしい日本ホラーでゾクゾクする面白さで観終わっても後引く怖さが凄く印象に残っている作品で、京極さんが怪しくて妖艶な感じでした。それはそれで、迫力あって内容もオチも京極さんらしい感じで気に入っている映画なのですが、絶対お化け屋敷が苦手な人にはおすすめできないなぁと思ってました。でも今回の魍魎のハコは一味違って、京極堂の人間らしさが出てて前作とは全く違う角度で観れます。３人の同級生と妹のシーンとか奥さん語りとか。。。しかも京極堂の過去まで出てくるので、堤さんのファンは必見だと思います。前作に引き続き、周りのキャストも超豪華！！すごくどのシーンも魅せられますよ（＊＾－＾＊）意外にも共演の多い黒木瞳さんも結構なキーマンなのです。ただ、映画の根底に戦争や科学学者についてが描かれていて、より現実的になってて、前より別の意味で恐ろしいと感じるかもしれません。。。最初の観始めシーンから入れてるのも強調するためなんだよなぁ…。でも観ていくとタイミング良く笑わせてくれるので、作品の怖さだけじゃない魅力が伝わってきて大好きになりました。とにかく堤さん＠京極堂はかっこ良すぎます！！村松嵩継さん作曲のテーマ曲も映画に寄り添っているのでぜひ聴いてみてください（＊＾－＾＊）

『山のあなた～徳市の恋～』
こんなに素敵な映画だったなんて。作品のタイトルイメージからあんまり良い印象は持っていなかったのですが…なんてこった！早く借りて見てればよかった！！それくらい感動しました。徳市さんはじめ、按摩さんたちのキャラが最高に面白いです！！ふっと笑わせてくれる。でもちょうど良く泣かせてくれる。
そして、実は結構なキーマンだった、堤さん＠旦那さんにキュンキュンしてました。登場シーンでの寝顔や、恋におちる瞬間の目とか、純粋に相手を想う姿だったり、恋に悩みあぐねて寝てたり…こんな表情したあの方を見たこと無いかも。。。浴衣に温泉に紳士服。。。よく考えたら、ときめきパーツがそろい過ぎてる笑。全てのシーンが好きだなぁ…。本当に普段見れない彼の姿が見られてうっとりできます笑。鼻血ものかと笑。
待って待ってずっと待ってたのに、それでも去っていくシーンに男らしさを感じて泣けました。
そしてまたもう一展開あるんですよね…昔のリメイク作品ということだけでも、観る価値はあるんじゃないかなと思いました。

『百万円と苦虫女』
始まりが意外と黒くて、びっくりする。え、こんなのだったっけ？みたいな感覚にとらわれます。主人公が蒼井優ちゃんで年齢設定が２１歳で、設定が同い年だったので、気になってた作品。何とも不器用で真っ直ぐで、男を信用することができないフリーターの女の子に共感しきり。。。チャラいけれど実は直球で本気だった男や、お互い気があって両思いになれたんだけれどお金に振り回される男。。。「私、何してんだろう…」の言葉が印象的。衝撃のラストの展開に私はどうするか考えさせられました。あれはその人の判断しだいで生きる場所も生き方も変わるんだなと思いました。とにかく、お姉ちゃんの思う間逆の状況に置かれている弟くんの現実が合間合間にはさってきて、悲しかった。そして最後の手紙にいたっては、号泣していました。人間関係など何もかもから逃げ続けてきた彼女に教えてくれたのは弟だったんですよね～。生き方は自分次第なんだなと。